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「物」に対する遠隔ヒーリングについて

 私は今まで、TAIRA流 遠隔ヒーリングが作用する前提条件の一つとして「意思のある人間同士であること」と明確に示して来ました。

 

 この定義は、遠隔ヒーリングには、基本的にヒーラーと受信者双方の「潜在的能力」が必要であるという見解からであり、ヒーラーが自らの能力をどれほど真剣に駆使してみようとも、受信者側にそれを受け取る能力(意思)が全く無ければヒーリングのエネルギーを感じ取る事ができず、その「ゼロの状態」から前に進めないヒーラーと受信者ペアのままでは、そこからどれほど頑張ってみても、宇宙エネルギーと融合するレベルの効果は期待出来ないという理屈です。 

 

 つまり、遠隔ヒーリングのエネルギーは、人の「意思」と「意思」によって伝達して作用するものであって、決して電波のように空間を物理的に移動して作用するものではない。というのがTAIRA流を確立してきた私の持論なのです。

 

 しかし実は私は、その持論が根本から覆されるある不可解な事象にもう15年も前から直面しており、その事象が成立する因果関係については、実のところ未だに謎のままです。

 

 その事象とは、人ではなく「物(特に冷たい物)」に対して遠隔でエネルギーを送ってみた時に「生じていると感じられる『熱』の正体」の事です。
 
 当たり前の事ですが人は冷水や氷など、自分の体温より温度の低い物に直接手などを触れると冷たいと感じます。
 それは、触れた物体に自分の「体温の一部が奪われる」事によって生じる感覚によるものですが、実は私は、手の届かない所にある氷など(冷たい物)にエネルギーを送っても、まるでその物体に体温を奪われたかのように、両腕の前腕部と両膝の内側あたりにひんやりとした冷気を感じる事があるのです。

 

 この現象は理屈抜きで考えれば、ヒーラーである私の感覚が遠隔ヒーリングのエレルギーを介して「意思を持たない物質」に対しても作用し、その物質が物理的に持つ特性の一つである「熱」の状態を私に伝えているという事ではないかと考える事ができます。

 

 しかしこういった説も、「超常現象」という言葉自体に拒否反応を示す部類の人であれば、十中八九「自己暗示による錯覚」に違いないと言われるでしょうし、そういった観点で考えるとなると、私自身もそれを否定し切れるほど科学的にヒーリング・エネルギーの実態を掌握できている訳ではなく、まだまだ分かっていない事ばかりというのが実情なのです。

 

 ただ、確かにこの事象は「気のせい」で片づけるにはあまりにも再現性が高く、日常生活で他の事をして同じような感覚を覚える事はまず無いと言って良いほど稀な事象であるため、事業としての遠隔ヒーリングとはまた別な次元での研究課題であると考えています。

 

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