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2018.9.1(SAT)今日の空

 

 こちらの地域(関東南部)は、今夜から明日の未明にかけて降雨に見舞われそうです。

 

 よく 天候が下り坂傾向にあると、雲海の状態が独特の雰囲気を醸し出して来ますが、私はこの「ジブリ作品」にでも出て来そうな雲の感じが子供の頃からとても好きです。

 

 中学1年生の頃、宮崎駿氏の『風の谷のナウシカ』が映画化され、劇場公開を鑑賞に行った私は大きな衝撃を受けました。

 

 作品自体のストーリーはもとより、主人公のナウシカがメーヴェを駆り縦横無尽に空を飛び回るシーンや、その舞台である「空」そのものの描写の素晴らしさに完全に魅了されてしまったのです。

 

 当時 九州の片田舎の中学生だった私は、まだ飛行機にも乗った事がなく、実際の「雲の上の世界」も自分の想像の中でしか知りませんでした。

 そんな私にとって、宮崎作品の中で表現される「(むしろリアルでない)空の世界」は、とにかく途方もなく魅力的で「いつか自分も 自分の力で空を飛んでみたい!!」という非現実的な夢を本気で抱かせてしまう直接的なきっかけとなったのでした。

 

 「メーヴェを自作できれば自分もナウシカのように空を飛べる!!」

  若さ(幼さ?)ゆえに、そんなバカげた事を本気で考えるようになってしまった当時の私は、それ以来 学校の勉強をそっちのけで航空力学やジェット・エンジンについての本を読み漁るようになり、その「あれから30年以上経った現在の科学でも実現は困難」と思われる「ジェット・グライダー」構想の設計図等を頻繁に作成するようになりました。

 

 その頃の自分の状況を 人の親となった現在の自分の視点で考えてみると、決して優秀でもないはずの我が子が、非現実的かつ 学校の勉強に何のプラスにもならない事に異常な執着を示して揺るがなかった当時の状況は、子供の将来の事を考えて導かなければならなかった両親にとって、どれほど頭の痛い問題だったのか想像がつき、時効とはいえ両親に対する申し訳なさと恥ずかしさで気まずくなってしまう事もあります。・・

 

 

 「メーヴェ」を作成するのに必要な技術力は、1984年にも2018年現在の世界にも無く、「風の谷のナウシカ」の作品中にしか存在しない「巨大産業文明」の技術でもって作られた「高強度かつ超軽量のセラミック素材」と「超小型かつ高出力のハイテクエンジン」の組み合わせによって始めて実現の余地が出て来るもの。

 更に付け加えれば、あの形状の航空機を操縦するためには、「進撃の巨人」でいう「立体起動装置」の操作に匹敵する超人的な運動神経と、いつか必ず見舞われるであろう「事故」によって自己及び他者の生命を危険に晒すリスクを顧みない「硬い意志」が必要であると思われます。(^_^)

 

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※GIFサンプルの元画像は『大空の顔写真館』で無料公開しています。
「2018年9月分」をご覧ください。