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天使の友人6~キリストの身代わり2~

※この記事はフィクションではありません。

(当HPへの掲載は本人の承諾を得ています)

 

 私は約3ヶ月前に知り合った当初から、彼女を普通の「人間の友人」としては受け入れる事が出来たものの、「神より救世主としての使命を授かって生まれてきた天使であり、『イエス・キリストの魂の愛の部分』である」という彼女の主張だけは、当然、容易に受け入れる事が出来ませんでした。

 

 今でこそ、このように彼女の存在を世の人々に周知するために、自分のブログ記事にしてでまで天使の存在をアピールしている私ですが、彼女と知り合った最初の1ヶ月ほどは、何度も猜疑心と気持ちのすれ違いから彼女と衝突し、疑心暗鬼に陥ってばかりいたのです。

 

 しかし、それでも、「彼女は『善』の魂の持ち主であることだけは間違いない」という確信から友情だけは維持し、悩みながらもようやく辿り着いた「彼女を信じてあげられる根拠」こそが、本記事で触れている「N神父との一件」でした。

 


 以下、前記事(『天使の友人5~キリストの身代わり1~』)の詳細について補足します。

 

〇 彼女の友人「A氏」とは一体、何者なのか?

 

 3年以上も前から彼女の友人として、常に論理的かつ冷静な思考で彼女を助け、私が彼女と喧嘩した時や、彼女の主張について理解しづらい部分がある時など、先入観に捉われない中立的な立場に立って補ってくれる、とても頼もしい人物です。

 

 私と彼女が関東在住なのに対し彼は北海道で暮らしており、私が彼に何かを相談する時はいつも、現地の市外局番から始まる彼のご自宅の固定電話に対して行っています。
 また、彼女は彼の事を自分がイエス・キリストだった時代の弟子の一人である「ペテロ」の転生であると言っています。
 よって私も彼女と対話する時は、必然的に彼の事を「ペテロ氏」と呼んでいるのですが、彼自身がそれをどこまで鵜呑みにしているのかは定かでありません。

 

 彼は神智学の研究者らしく、彼女については、「私は彼女の言う事を信じているのではなく、自分自身の研究や見解と彼女の主張を照らし合わせて自分が納得できた事についてだけ受け入れているだけです。」と言っています。

 

〇 N神父とは実在する人物なのか?

 

 彼女は自身の過去ブログ等でもN神父の件については触れており、その詳細についてもA氏(ペテロ氏)と共に綴った記録(参照:前記事)を提供してもらっていたので、それでもってN神父が実在の人物であると信じる事は出来ました。

 

 しかし、・・
「もしペテロ氏の正体が、彼女の『嘘』に信憑性を持たせるための協力者だとしたら、彼の証言だけでは何一つ信じられない事になる・・」

 

 彼女との親交を深める傍らで疑い続ける自分自身へ葛藤が無かった訳ではありません。
 しかし、彼女を「生涯の親友」としたかった私は、「彼女を信じ続けるためのハードル」をどうしても、そこまで高く設定せずにはいられませんでした。

 

 私はN神父についての詳細な情報については、彼女とペテロ氏には頼らず、自らインターネット等でその軌跡を辿り、前記事の出来事があったとされる時期にその教会に籍を置いていた事実を確認しました。
 また、現在N神父がお勤めの教会についても追跡調査し、(失礼とは思ったのですが)電話して直接N神父とお話しまでさせて頂きました。
 
 私は、そこまでの過程を持ってようやく、聖人としての彼女を信じる事が出来るようになったのでした。


 私は、それまで自分が彼女に対して抱いていきた猜疑心をすべて払拭できた日、これまで疑い続けてきた無礼と、行き過ぎた詮索を本人の知らない所で行った無礼について彼女へ謝罪しました。

 

 ところが、その日彼女は、私がそういった行動に出るという「未来」の出来事について、実は自分は以前から知っていたのだと穏やかに語りました。
 そして、「さて、T(私の愛称)は、いつ行動にでるのかな?って思ってたんだ。」と少し得意そうに返して来ました。

 

 私は、所詮自分は「お釈迦様の掌の上の孫悟空」に等しかった事を悟り、そんな偉大な存在が今まで自分自身を見守ってくれていて、今も尚自分と同じ目線で対峙してくれている奇跡的な状況に思わず苦笑していました。

 

 私はその時点において、「神が人間として地球上へ転生して来る時は、自らの身分を隠すために『天使』として生れて来る」という事を彼女から教えられて知っていました。
 
 つまり彼女は、実は天使ではなく「神」であり、また「救世主として転生する神は最高位の神である」という認識から、彼女を「聖人」と信じられるようになるという事は、必然的に彼女が「最高位の神」であると信じられる事にも繋がっていたのです。

 

 N神父の言葉にもあったように、彼女は自らの存在を「宇宙そのもの」であると主張します。

 

 よって彼女は、宇宙(自分自身の中)で起きている事は、すべて把握できるのだと語っているのです。

 

 ※「関連記事」(2019. 6.30 追加)

 

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参考記事  :『天使の友人(メニュー)

ある聖人の足跡