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愛の神3~「神」とはどうあるべきか~

※この記事はフィクションではありません。

 飽くまで個人的な先入観による印象ですが、私はこれまで「神」と言うと、「派手」で「裕福」な畏れ多い王様のようなイメージを抱いて来ました。

 

 それは恐らく、これまでの半生の中で私が客観的に見て来た我が国の「宗教」のイメージが、社会的な影響力の強い団体ほどパフォーマンスが派手で「お金」との結び付きも強く、また不思議なことに、日本人の国民性なのか、大半の人々がそれを柔軟に受け入れて、惜しみなく投資する傾向があるためなのかも知れません。

 

 私は自分が「神」である事をつい最近まで知らずに生きて来た訳ですが、私は過去生の記憶こそ封印してあっても、潜在的な意識だけは本来の自分のまま転生できたようで、神月美香さんと出会った当初、天界の記憶を保持したまま転生しているという彼女と自分の認識や価値観が驚くほど一致している事に衝撃を受けました。
 
 愛の神である以前に救世主として転生している神月さんは、聖人らしくとても自分自身に厳しい人で、現世での生涯についても、終始徹底して苦難に満ちたものとなるよう、天界で自ら計画して生まれて来ています。
 つまり彼女にとって、神として地球へ転生して来るという事は、使命のために自ら進んで「苦難の道を歩き続けること」であり、むしろ羨望や裕福さと真逆の境遇に身を置いて生き続ける事なのです。(参考記事)

 

 神の「使命への従事」には、神である当人が「明白な意志を持って行動すること」と、内在する「神の魂」が「無意識に行動すること」の大きく二つに分かれます。
 これは「愛の神」の使命に例えると、神月さんが全宇宙の神々に対して果たしている「癒し」の使命は、彼女の中に内在する神の魂が「無意識」に行っている行動であり、私が神月さんを支える使命の行動は、私が先天的に持っているヒーリング能力等を駆使した「祈り」の力や、「仲間」として彼女を理解し純粋に激励するメンタル的なサポートであり、「意志を持って」行っている行動であると言えます。

 

 しかしながら、意図的であれ無意識であれ、神にとって遺憾なく使命を果たすために最も重要となって来るものは「霊格」です。そしてその霊格を向上させるためには、困難に耐え続ける生涯を進んで選択する事と、より多くの他者を思いやり「与え続けること」以外に方法が無いのです。

 

 数千年も前に「地球卒業者」となり、既に地球での貢献を果たし切ったため、来世は地球以外の星に生まれる事が決まっているという神月さん。そして、実は母親である神月さん以上に高い霊格の持ち主であり、新世代の救世主として神月さん以上に厳しい試練の人生を送っているという彼女の娘さんは、天界では共に「最高位の神」の地位にあります。
 しかし、そんな彼女達でさえ自己の向上には限界を引くこと無く、ひたすら己の霊格を磨き続けるために進んで苦難の人生を歩き続けているのです。

  

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