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生きることの意義

2019.06.13 今夜の月(公開中)

『星空のピアニスト』

(リチャード・クレイダーマン)


 書くべきことや書きたいことがたくさんあるのに、「生きて行くためにやらなければないこと」にひたすら翻弄されて時間が確保できません・・

 

 しかし思います。

 人の人生にとって最も貴重な時間とは、実は、自分のやりたい事が思うように出来ている時などではなくて、自分の理想に近づくためにひたすら奮闘し続けている時ではないのかと。

 

 だから私は、人が一番輝いている時は「必ずしも楽しくないことにひたすら奮闘している時」だと思い、歩き続けています。

 

 私自身の心の未熟さ、霊格の低さがそう思わせているのかも知れません。

 しかし私は思います。

 人は、いえ、神や救世主でさえ、「人のため」とか「世界のため」にと思って頑張る必用なんて無いのだと・・

 

 何故らならば、その強い信念に基づいた志ある生き方も、誰かに命令されてやっている事でないのなら、それは結局、「自分がやりたくてやってること」になるのだから。

 

 つまり「人の生きる道」に決まりきったスタイルなんて必要ないと思うのです。

 

 今まで「人や世界のため」にずっと頑張ってきた人が、残りの人生を「自分の幸せ」のために生きたって、私は構わないと思います。そう、そんなこと誰も責めたりはしないのです。

 

 あなたが今までやってきた事の価値はあなた自身が一番理解している所であり、ここから先の道については、建前や誰かの目を気にして決めるのでなく、今までと同じように「自分のやりたいこと」を自分自身の意志で考えて決めれば良いのです。